1995年~1996年
機能名称などのインターフェース用語、機能を表示する絵文字、操作パネルのボタン色、操作パネルレイアウトなどに取り組みました。
インターフェース用語については、各社の立場が様々で、意見が交錯する部分もあり、筑波大学 心理学系の海保教授に第三者の立場で評価を依頼しました。
また、ユーザビリティ評価や社内アンケート等による検証を経た後、97年3月に「CRX Project User Interface Guidelines」として成果をまとめました。
主な活動と実績
インターフェース用語
初心者はすぐ理解できるか、熟練者は用語を変更しても混乱しないかといった観点で調査し、統一した用語をガイドライン化しました。
機能を示す絵文字
選定した絵文字は、すでに決まっている絵文字を基準にし、ISOに準拠していない絵文字については共通化しました。
操作パネルのボタン色
操作パネルのスタート・ストップ・リセットボタンは、最重要機能であり使用頻度が高いので、戸惑わない様に、機能色の名称と色相の整合を図りました。
操作パネル レイアウト
機能と重要性を理解できるように、順を追って左から右へと自然に操作ができるようにしました。
1997年~1998年
インターフェース用語に加えて、ビジュアルランゲージ、節電機能の設定操作と表示の仕方、機械内部のレバー類の色、状態や警告の表示の考え方など、更に踏み込んだテーマに取り組みました。
各社の操作性/ユーザビリティ評価の担当者が集まり、評価方法の情報交換を実施するとともに、共通の「使いやすさ」の指針を検討して基本原則としてまとめました。
また、標準化の成果を活用してもらうために、各種団体にも積極的に参画協力し、ユーザーの利便性向上の活動を行いました。
主な活動と実績
機械内部のレバー類の色
トナー交換や紙づまりの処理のしやすさを考えて、機械内部の操作する部分の色や操作説明ラベルの考え方をまとめました。
使いやすさの基本原則
操作性/ユーザビリティー評価の担当者がノウハウとして持っている「使いやすさの基本原則」のなかで重要なものをガイドライン化しました。
状態や警告の表示の考え方
LEDで表示される機器の状態や警告について、「正常度」「動作・注意度」で意味付けしたMAPにまとめました。MAPの運用手順もガイドライン化しました。
電機能の設定と表示
省エネルギーの社会的な要請で決められた国際規格に対応するため、節電のための設定操作と節電状態の表示をまとめました。
1999年
これまでの活動に加えて、新たにユニバーサルデザインをテーマに、複写機や複合機における操作性に関する活動を開始しました。
この活動に当たり社内外に活動を啓発するために、ユニバーサルデザインに関するポスターを作りました。
また、このCRXの活動を紹介するWebサイトを開設し、活動内容や成果を発表しつつ、皆様からのご意見を伺う場として活用しています。
2000年~2001年
セイコーエプソン株式会社も活動に参加し、名称を三社の頭文字の意味から「Collaboration for Research and Exchange」という意味に変更しました。
「CRX フォーラム 2001」を開催し、CRX Projectの5年間の成果をご報告するとともに、さらに活力ある活動とするための場を設けました。
PDCAの実践として、これまでの成果(ガイドライン)を検証し、新たな課題を抽出する活動に取り組みはじめました。
標準化から提案へと活動が広がり、成果を誰でも使用できるように「CRX活動における知的財産権の取扱いに関する覚書」を締結しました。
取扱い説明書のわかりやすい表現統一を目指してマニュアルWGを立ち上げました。
主な活動と実績
表示文字の視認性
高齢化社会に対応する文字の大きさと明度差を検討しました。機器が実際に操作される環境で、高齢者を被験者とした評価を実施してガイドライン化しました。
ホチキスの針交換のしやすさ
複写機やプリンターのホチキス止めするユニットを題材として、ユニバーサルデザインに配慮した操作性を検討し、実際のデザイン展開まで実施しました。
2002年
主な活動と実績
用語WG
スキャナードライバーの用語統一案を作成し、用語マップを使用したプリンタードライバーにおける詳細機能の用語統一案を作成しました。
ユニバーサルデザインWG
視覚障がいユーザーにとって必要な操作の手がかりのうち、どのような聴覚情報や触覚情報デザインが有効で好ましいのかを検討しました。
マニュアルWG
ガイドラインの製品への反映状況や基本作業における課題を検証し、デザイナーのための実機を通じた体験会を行いました。
成果検証WG
ガイドラインの製品への反映状況や基本作業における課題を検証し、デザイナーのための実機を通じた体験会を行いました。
ホームページWG
CRX活動を対外的に発信するホームページのあり方を整理して、ユーザーの印象を高めるための新たなサイト構成にリニューアルしました。
 
2003年
主な活動と実績
用語WG
用語に他のUI要素を加えたコンビネーションにおける整合化を目指し、また、目指す用語の方向性を示す具体的な用語マップを検討しました。
音/感触WG
電源スイッチの触覚情報のデザインガイドライン化と報知音に関する情報発信を行いました。
マニュアルWG
電子マニュアルの有効利用のために「電子マニュアル標準マーク」を設定し、マークの使用方法などをガイドライン化しました。
成果検証WG
対象者を拡大して評価、検証を行い、ガイドライン内の課題を抽出して改善のための提案を行い、それに対応したWG構成を検討していきました。
ホームページ編集WG
4社のデザインセンター・トップインタビューを行いました。中期計画を策定しました。
コラボ推進WG
CRX4社間および対外的なコラボレーションの推進を目的とし、講演会や体験会、交流会などを企画、推進していきました。
2004年
主な活動と実績
用語WG
機器のインターフェース用語統一案を導き出し、各社インターフェース用語の統一からユーザーの使い勝手向上を図りました。
STWG
2003年度の音感触WGの活動を引き継ぐ形で,S(sound) T(touch) WG活動を行いました。
マニュアルWG
電子マニュアルの認知度向上および電子マニュアルの使い勝手向上を主な目的とした活動を行いました。
手差し検討WG
CRX4社の複写機、プリンター複合機の手差しコピー操作の表現をできるだけ揃え、解りやすくすることで、ミスコピーの防止に繋げることを目的とした活動を行いました。
Web企画WG
ガイドラインへの誘導を目的としたコンテンツ「UIポケット」、活動紹介の英語版ページ、CRX Design Shared 報告ページなどを企画・制作しました。
コラボ推進WG
コアメンバーによる本活動は、04年11月24日に「Design Shared 1st」を開催いたしました。オフィス機器分野以外の3社のデザイナーに参加してもらいCRX4社含め「使いやすさと造形」というテーマでデザインプレゼンテーションしました。
2005年
主な活動と実績
GUI WG
機器の状態表示をはじめとするGUI表現のわかりやすさについて検討しました。
報知音WG
STWGの活動から報知音WGとして独立し、報知音に関する意識調査と、2004年度に作成したリッチ音の第三者評価(社内モニター)を行いました。
マニュアルWG
電子マニュアル評価ガイドラインの策定および紙マニュアルマークの標準化を主な目的とした活動を行いました。
MFPパネルWG
ユニバーサルデザイン視点から複合機パネル操作性を検証し、デザイン上の配慮点を明確化することを目的とした活動を行いました。
Web企画WG
Webサイトへの訪問者数を増加させCRXプロジェクトの活動をより広く知らせること、ガイドラインの普及を促進することを目的とした活動を行いました。
用語WG
新規用語の決定時のプロセスの共通化、考え方の共有化から用語のばらつきを抑制することを目的とした活動を行いました。
2006年
主な活動と実績
マニュアルWG
電子マニュアル評価ガイドラインの策定を目的とした活動を前年に引き続き行いました。また、製作現場の情報をお互いに紹介する情報交換会を行いました。
Web企画WG
Cross Talk内容、用語作成ツールなどCRX活動を情報公開する一方、ガイドラインの英訳を記載し、国際的な情報展開を開始しました。

CRX Project